所長コラム  正博の彫り出しもの(木彫)アラカルト     
其の拾参・宝づくし③
   
の宝づくし(高台付)を②で紹介しましたが、
新たに現れました、「宝づくし」。

重さ200gと少し小ぶりだが、内容が実にいい!

 
宝づくし(H65mm W100mm L80mm)
上2枚は側面の写真(左写真は隠れ蓑、その下に左からサンゴ、軍配、打出の小槌、右写真は左下に犀角、右下に小判、その上に隠れ笠)。下写真は左が上方から、右は裏側を撮影

 

金のうの束ねて余した口元の布の中に宝珠の玉が七つ、
隠れ蓑に隠れ笠、左下の三つの犀角に、
右下は小判の山か!
打出の小槌に軍配、サンゴ、
9種にわたるお宝三昧!!
軍配にはお宝としてどんな意味があるのでしょうか。

明治17年の作。
の得意なのは小さな恵比寿大黒かと思っていたが
宝づくしも得意にしていたみたいです。
結んだ紐の折具合のリアリティがすごいではないですか・・・!

下諏訪町のS.Tさん所有のもの。

 
                                    (2012年4月17日)