|
|
以前、恵比寿大黒④で、立木種清の「踊る恵比寿 見つめる大黒」を紹介したが、
普通の恵比寿大黒も当然ある。
この写真の作品も岡谷市のA・Yさん所有のもの。
種清の恵比寿大黒(右の恵比寿、左の大黒ともにH85mm W63mm L68mm)と、それぞれの下面
富棟、冨昌、冨重、、それぞれの彫る顔は常に同じであるが、
この同じ顔に至るまでの道のりには、それぞれ深い思い入れがあって、試行錯誤があって、
それぞれ父、祖父、曽祖父とは違った独自の表情に到達している。
自分の恵比寿大黒の顔、形はこれだと納得して常に同じく彫れるという境地と腕前は
さすが立川だと感嘆するだけである。
その顔になるまで、いったい何体の恵比寿大黒を彫ったのでしょうか・・・。
|
|