所長コラム  正博の建建愕諤(けんけんがくがく) 
                  ―古今・天地東西表裏―
    
其の弐・ 片倉館

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 建物名    片倉館
 所有者    (財)片倉館
 所在地    諏訪市湖岸通り4
 竣工年    1928(昭和3)年
 敷地面積   10184㎡(3080坪)
 建物総面積  2479㎡(750坪)
 鉄筋コンクリート造り2階建
       (一部木造、鉄骨造)

 国重要文化財(2011年指定) 
諏訪湖を挟んで対峙する旧岡谷市役所庁舎と片倉館は、諏訪地域の鉄筋コンクリート造建物の歴史を象徴する建物として厳然とした存在感を示している。

旧岡谷市役所庁舎は昭和11年、片倉館は昭和3年に建設されたが、片倉館は施工者、旧岡谷市役所は設計者の詳細が不明であった。

旧岡谷市役所は、其の一で長野県営繕課技手 三苫繁実他であることを紹介した。

片倉館については、文化財指定の折に、二回ほど資料を見させていただいた。
非常に興味深い事実がたくさんあるので、施工者を明らかにするとともに暫時紹介してみたい。



 
       (1997年諏訪市教育委員会発行「改訂 諏訪市の文化財」より引用)





                    片倉館パンフレット)




           信濃毎日新聞2011年4月16日掲載)




               (長野日報2011年4月16日掲載)




               (岡谷市民新聞2011年4月16日掲載)

 
                                     (2012年3月9日)